人間とはそんなもんや
危機管理について、の話を聞いていた。
洪水になって、停電になって、
非常電源に切り替えられるはずが、
その非常電源は、
海抜より低い位置に設置していたので、
水に浸かって使えなくなっていた。
かつてなら、非常電源は、
水に弱いに決まっているのだから、
一番高い位置に据えるものだった。
何もない年月が経てば、
「もういいんじゃないか」
「そこまでしなくていいんじゃないか」
と忘れていくと。
そんなもんや、人間は。
どんな目に遭っても、そんなことをする。
うなずくしかなかった話。